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2011年2月24日

あせったガラカブが大変なことに!

10日ほど前に,マダコが☆になったので,60cm水槽にガラカブとカワハギが引っ越してきました.
段々気温も上がってきて,水槽の水温も上昇を始めています.
引越し当初,慣れない環境でじっとしていたのですが,
次第に慣れてきて,大きなガラカブがしきりに餌をねだるようになりました.

そこで,乾燥クリルやキビナゴの切り身を与えていました.
ある日,冷凍キビナゴを輪切りにして,すぐ水槽に入れてしまいました.
つまり,凍っている魚の身です.

でかいガラカブが早速見つけて,パクリ.
味は,キビナゴなので,続けて2切れをパクリ.
とここまでは,良かったのですが,
30分後,お腹の異変を感じたようで,ガラカブは動きがおかしくなりました.
我々のように体温を持っている生物と違って,魚達は調整機能がありません.
お腹に入った氷の塊は,氷の塊のまま,ある程度の時間居座ることになります.
見ていると,腹痛に苦しむ人間の様子のようにも思えてきました.
その事件は,一週間ほど前なのですが,現在でも餌を食べようとしません.
とにかく出口を探すかのように,端から端までせわしなく泳いでいます.

大きさから言って,4年は経っていそうなガラカブですが,きっと彼女が生まれてから
冷たい塊を食べたことは無いと思うのです.
八代海に氷が浮かぶこともありませんから.
おそらく,冷たい!!という経験はないし,防御の必要も無かったことと思います.
そこで氷を食べちゃったものだから,軽い凍傷に胃袋がなっちゃたんでしょうね.
悪い事をしたものだ.
もう直ってはいるようだが,おそらく極度のPTSD状態なのだろう.
今度海に行くときに連れて行って,リリースしてあげなくっちゃ.

2011年2月14日

残念ながらマダコが★になりました。

今朝、水槽をみると
逆さまになって丸まっているマダコがいました。
換えたばかりの海水なのに、水面には泡ができています。
帰宅して水槽に目をやると
朝と同じ状態でした。

ひっくり返すと丸まりました。
ところどころ微妙に動いています。
しかし、完璧に瞳孔が開いてしまっています。
残念ながら、ご臨終です。
2か月楽しませてくれました。
死因は、水質悪化による中毒死と思われます。
沢山アサリあげちゃったからな。。。。。。。。
きっと、想像以上に水が汚れていたんだろうな。
ここ一週間は、まったく食欲がなかったから

最後に、重さを測ったら277gでした。

2011年2月11日

水色のヨコエビ

トカラで採取した海洋生物にくっついてきたヨコエビです。
水色をしています。
全滅させようといろいろ試みたのですが、しぶとく生き延びるタフな端脚類です。

まあ、掃除人らしいので、目くじらを立てるほどのこともないのかもしれません。


でもなんか、いやな感じなんだよな。

マダコがピンチ! 海水を交換して、回復を願う。


二か月近く経過したマダコちゃん。
捕獲した時よりは、一回り大きくなったような気がします。

少し、前までは、餌のアサリを水槽に入れると
一目散に寄ってきたのですが、最近は食欲がなさそうです。
 
フィルターの出口にいたり、
海水があたる面に力なく、ぶら下がっていました。
どうも、行動パターンは、海水から出たいという風に私には映りました。

そういえば、沢山アサリを与えたけど、水換えをしていないから
海水が悪くなったのかもしれない。
そこで、全面的な海水交換を行うことにしました。
水槽から、海水を少しづつ抜き取ると、やはり力なく水槽面にぶら下がっているだけで
躍動感が全くありません。
まずい、まずい、
かなり、海水を入れ替えないと。
もしかすると、すでに中毒症状に陥っているかもしれない。


なんとか、生き延びてくれるように、ほとんどの海水を交換し、
外部フィルターも全面的に洗浄しました。











全面的に、海水を交換し、タコちゃんの様子を見ます。


フィルターを通った海水があたる水槽面に陣取って、新鮮な海水を呼吸しているようです。その様子を眺めていた私を監視するかのように片目だけは、じっとこちらを睨んでました。
以前のように、土管に入って、くつろぐようになるには時間が必要なようです。
回復してくれればいいが。

砂水槽の水換え

砂水槽は、ミミイカ以来、きちんと掃除する事もなく使ってきました。
でも、そろそろ限界なので、全面的に水換えと掃除をすることにしました。
砂の中からは、マダコ用にストックしていたアサリが10個ほど出てきました。
また、夏場にゾエアとして捕獲したカニも現在では甲幅2cm前後のカニに成長していました。
全面的に洗うため、水槽内の魚も取り出す事にしました。
こんな狭い水槽でおとなしくしているから、取り出すときも問題ないだろうと思ったいたら、
暴れる、暴れる!
カワハギは、大暴れして、水槽周りを水浸しにしてくれました。
しかし、水槽の掃除と水換えが終了し、水槽のフィルターが十分機能するようになりました。
そうすると、カワハギやガラカブ(カサゴ)がとても美しい姿を現しました。
結構鮮やかで、しばし、ぼーと眺めていました。
皆様にも、お見せしましょう。

ガラカブちゃん。


カワハギさん


結構、きれいでしょ。

2011年2月6日

メバルを狙って、久々の釣行

メバルを狙って、釣行に行きました。
当然、仕掛けや餌もメバル用に準備しました。
以前メバルの釣れた所に赴きました。

残念ながら、メバルは小さいのが1匹釣れたのみで残りはガラカブでした。
ガラカブは、ほぼ入れ食い状態で、沢山釣れました。
その中で、大きめの魚だけを持って帰ることにしました。
小さな魚は、すべてリリースしてきました。
釣りあげた、ガラカブをこませバケツに入れ、ベランダに置いておいたら
凍死ししてしまったようです。
一方、家にいるガラカブとカワハギは、いまだに水槽生活強いられています。
特にカワハギは、飄々とした面持ちで、水槽からこちらを眺めています。

2011年2月3日

黒潮のクリオネ(プランクトンネットで採取した海洋生物)

ハダカカメガイが沢山採れました。

クリオネと同じ仲間なのですが、
北の海のそれとは、ちょっと違います。

2011年2月1日

日周鉛直移動 (深海魚の子供がたくさん)

昨年11月にトカラ列島周辺海域でプランクトンネットを曳きました。
さすがに黒潮だからあんまり数は入りませんでしたが、
それでもいろいろとれました。

名前もわからないみょうちくりんな魚や動物プランクトンが沢山います。

鋭い牙、お腹側には発光器の列
深海から上昇してきたのでしょうね。
Stomiasが一番近いような気がします。


真っ黒い魚体の中に、発光バクテリアを格納する
くぼみがあります。白い点は、目玉ではなく、発光器のようです。
ハダカイワシの類ではないかと思います。

                       体長1cmほどのおちゃめな魚
                 

                顔側にある白い点は、目ではなく発光器のようです。
                下あごには、ちょろんとしたひげが生えていました。
                トカゲハダカ類じゃないかな~~?目の下の白い点は、
                他の魚と同様に発光器のようです。最初はしつこいゴミだな~~と
               ピンセットの先でごしごしとろうおとしていました。

                   鰓の下に、大きな大きなひれがあります。
                 もしかしたら、深海魚である三脚魚の幼魚かもしれませんね。
                 深海魚は、夜になると浅いところまで上がってくるようです。
                浅いといっても、水深200mぐらいありますが。
                 
             ?レプトセファルス? 鰻目の幼魚のようだが。こんなのが
              10匹ぐらい採れました。日本ウナギの仔魚だったりして。
                  1cm足らずのお魚。結構かっこがいいんですね。
                頭のところに角のようなものが生えています。
                ソデフリ魚の幼魚だったら面白いのに。
                   アリマ幼生とカメガイの仲間
                   なんともユニークな生き物です。
                発光器を付けた魚の全体像。全長6cm。Stomias--ホウライエソ?
                結構近未来的な模様で、それなりに恰好はGOODです。
                今度は、しっかり保存をして持ち帰ろうと思っています。

最後に、ハダカカメガイの仲間
(マメツブハダカカメガイ)
これは、翼足類といわれるグループで、皆さんご存知のクリオネです。
この写真のハダカカメガイは、黒潮の妖精と呼んでいる人もいました。
活きているときは、なかなかかわいい感じで泳いでいたのですが、
死んでしまうと、タコの子供みたいな形をした、何の変哲もない
物体となってしまいました。